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天六商店街のおじさん

京都からやってきた女性を連れて
大阪天神橋筋商店街を歩く。

あまりの安さに驚く彼女と私が目をとめたのは
「1足 1050円」 の なかなかお洒落なサンダルやハイヒールが並ぶお店。

1週間単位でいろいろなお店が入れ換わりたちかわりするお店だった。

店主は男性で、50代後半だろうか。
誰もが知っている全国展開している靴屋の社員を経て、
自らのお店も経営していた時期もあった。

この時代になり、今はあちこちに出没して、
今までの流通ルートを使い、
お洒落靴を安くで販売している。

連れの女性の足をみて、この靴はむり、この靴は入る、
幅広だからいける、とかさすがのキャリア。

見ためは失礼だが白髪の普通のおじさん。
すごい。こうしてあちこちで販売する強さ。

ひとつの専門性を極めた人は、どこなと生きれる。
いや、時代とともに業種は同じだがやり方をかえることで
仕事にしてきた。

すごいね。強い、おじさん。

おじさんは

「すごくないよ。誰でもできるよ。ただ、やるかやらないか」。

千鳥足の私に何ともすっきり心地よい風が吹き抜けた。
そう、やるかやらないかは自分次第。

いいわけは自分を小さくする。

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