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開かれた 熊本県伝統工芸館 [取材]

■熊本出張から帰阪しました。
  
  今回は熊本の歴史ある伝統工芸に携わる
  匠の技を持つ、まさに”匠人”
  の皆様を取材・撮影させていただきました。

 詳しくは後日、おひとりおひとり
 ブログやフェイスブックなどSNSでも
 発信していきますが、

 まずは、お伝えしたいことがあり、先に少し
 ブログにアップします。
 少し長くなりますが、、お付き合いいただけたら・・・。

■正直、、、今まで私にとって伝統工芸というものは
  
  ・遠い存在
  ・敷居の高い世界
  ・理解できない分野
 
           でした。

 しかし、その扉が開かれたのは、

   熊本県伝統工芸館 の 存在でした。

■伝統工芸だから、きっと堅苦しくて、美術館のように
 鑑賞するような空間で、入りずらい印象だったの。。

      それは違っていた。。

 熊本城のすぐそばにあり、緑あふれるところにあり、
 朝の散歩の帰りに日課で訪れる方もあるの^^
 実際にウォーキングシューズのおじさまに会いました。

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 それもそのはず、、、伝統工芸であるさまざまな窯で
 作られた高価な焼き物でお茶を飲むことができるスペースがあるの。

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 それも無料で^^ ありえない、、、
 これだけで、「みんなウェルカム~」の♡が伝わってくる。

■さらに、 佐藤館長さん、松岡事務局長さんはじめ、課長さんや
 スタッフの皆さんのお話しから、、、深く、同館の在り方を知った。

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             館長さん、事務局長さんと

 同館では、ずらりと並んだ匠人の作品を

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   ・手に取ることができる。触れるんです!

   ・名前を彫ってもらったり、自分のこうしたいああしたい!
    の希望をstaffさんに相談もでき、その場で匠人に連絡を取り
    確認をしてくれることも

   ・企業や団体が、贈答などで大量発注などでも  
    匠人たちとの橋渡し役もされていたり、、

   ・企画展示やスペースを貸して、さまざまな
    歴史、文化を知ることもできる。
    企画展では作家さんがおられることが多いので交流や
    自分の希望も伝えることができる

 そして、、何よりも、、、

   ・日常生活の中で、伝統工芸の作品を取り込むことで
    生活が豊かになることを知ったのです。

■今回、たくさんの匠人の皆様に会わせていただきました。
 そのおひとり、、、

    小代焼(しょうだいやき)
     ふもと窯 
    
       当主  井上泰秋 先生
              (伝統工芸士)

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  とんでもなく お偉い方なのですが、、、、
  
 すっごく優しくて、面白くって、お茶目で
 そのお人柄に引き込まれちゃいましたぁ。

 陶器に囲まれた先生は、ほんとに可愛らしい笑顔を
 浮かべられ・・・たまりません!!

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 そうなんです!

 本堂の取材撮影のポリシー。

  素晴らしい作品の向こうには人がいる。

 そして今回は、匠の人々。。。

 感動でした。会えない人たちに、お会いできた
 このご縁、、、伝統工芸館さんとのご縁に
 改めて感謝。

■井上先生は、、、
 数々の賞を受賞され、今も現役第一線の方。
 
 こんな大きな作品から・・・
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   秋篠宮家にも贈られた湯呑もあり、、、
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    ほんとにすごい方なのです!!

 そして、バラと焼き物のコラボ展をされたり、、
 さまざまな企画もされていらっしゃる。

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   そして ご子息の 尚之さんが 
   これまた とんでもなく イケメン^^

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  作風もお父様とは違う、尚之さんの個性が光る。
  イギリスの古代の陶器、スリップウェアの作り手でもあり、
  陶器に繊細かつ大胆な印象で目が奪われる・・・。

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   そして、コーヒーカップ(^^♪

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 窯で、何気に出してくださった
 お父様からのお茶の湯呑、
 尚之さんからのコーヒーのコーヒーカップ。

    今までとは全く違う 唇に感じる感触。
    そして手に納まる心地良さ・・・。

 湯呑を頂戴させていただき、、、とても恐縮して
 いますが、、コーヒーカップは伝統工芸館さんで
 これ! を 見つけてしまい、買っちゃいましたぁ。

 そう、触ることができる 工芸館だから、
 手が気持ちいいって言っているかを
 しっかり確認できたの。
  
■あ~、、、、書き出したら止まらないよ。
 でも、まずは雑誌の方を仕上げるので、

 また、後日、、、他の匠人の方も
 アップさせていただきますね。

■ 伝統を受け継ぎながらも現代に生き、
未来に伝えていく彼らの姿に、
 ただただ尊敬の毎日でした。

 私ができることは
 写真と文字とトークで発信すること。

匠の皆様の作品は素晴らしいことはもちろんですが、
やはり、その作品の向こうに誰がいらっしゃるか?
ここが最も感情惹かれるところであり、
伝統が受け継がれる所以・・・。

■そして、体験型、発信型であり
 マスコミ露出やイベント企画など
 開かれた伝統工芸館さんの
 取り組みについて、、

 私はとても意義があると感じました。

■消費するだけではなく、長く愛用する
 自分だけのものがそばにあるだけで
 こんなにも心豊かな生活が送れることを伝えている
 熊本県伝統工芸館。

 そして、それが匠の技が
 受け継がれることにもつながる一助にもなっている。

 そう、、本物を手にする人々がいるから
 本物は伝承される。。

☆さぁ、全身で感じた 匠の皆さまを
 本堂の感性で 写真で文字で お届けしていきたい。

 お世話になりました、すべての皆様方
 ありがとうございました。

 そして、今、これを書きながら、、、
 尚之さんの作品でコーヒーを呑んでいる。 
 そう作品は、もうすっかり
 私の愛用品になってしまっている。。

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