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第72話:外を走る魅力 [本堂亜紀のマラソン紀行]

イベント取材後、
秋の講演会の打ち合わせや
5月の講演会の素材集めにてんやわんやの一日でした。

講演会にしても、イベントにしても
アイディアが必要。

これがず~っとパソコンとにらめっこでは
まぁ~ったく浮かんでこない。

煮詰まった時は、ラン。そう、走る!

いつものコースを走ると約10㎞。
事務所から大阪城の辺りまで行って帰って来るコース。

大阪城のお堀の辺りで、幼い子供が車椅子を押していた。
隣にはご両親。乗っているのはおばあちゃん。

子どもにはまだ重い車椅子に、ハンドルがうまくいかず
おばあちゃんが危うく柵に激突しそうだった。

ご両親はとっさにハンドルを戻し「危ないから、かわろう」と言うと、
子どもは「いや、できるモン!」と言って車椅子を押し続ける。

ご両親はそばで、ひやひやしながらもずっと見ながら一緒に歩いていた。
後ろ姿しか見れなかったけど、
おばあちゃんの肩が嬉しそうに笑っているように見えた。

「できるモン!」 

子どもの頃、自分も言った言葉だなぁ。
きっと皆さんもそんな記憶ないですか?

何かしたいけど、親に 「無理でしょ~」みたいに言われると
「できるモン!」と。

でも、いつしか大人になるにつれて、
「きっとできないだろうな~」と不安が先によぎる。

さまざまな経験の中で、失敗することを知り、傷つくことが怖くなり、
できない理由を先に作って、気がつけば逃げてきたことってないですか。
いや、逃げている自分を肯定するのが怖くて、
見て見ぬふりしている人もいるかもしれない。

失敗しても傷つかないで。同じ失敗をしなければいいだけ。
そうしたらそれは貴女のすばらしい経験になり力になるの。

同じ失敗しちゃっても、傷つかないで。
今度はこうしようって考えて行動すれば、
大きな力に変わるから。

だから、逃げないで。

そんなことを思って走っていると、
大阪城の形をした帽子をかぶったお孫さん2人を連れた
おじさんと目があった。

ニッコリ私が笑うと、

「大変だね~」と笑ってた。

あ~、まだまだ私の走りが大変な感じがするのねと反省しつつも、
大変だから大きく変わるチャンス。

足が軽くなった。

心地いいジョギング。

街に出ると大切なことに気づける。

ゴールデンウィーク、家の片付けもいいけど
やっぱり外にでかけよう♪ 人に会おう♪
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