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源六郎さん。匠人の技が宇宙へ! [撮影]


★昨年、撮影取材させていただいた匠人。源六郎さん。
「140度になった」と松永さん。温度計はないが、研究し尽くされた匠の技 - コピー.JPG

 彼の技術が宇宙へも・・・という記事を見て、

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018082500365&g=soc

凄い方にお会いさせていただいたんだな~と改めてあの時の記事と写真をアップ。
写真は掲載されたなかったものも今^^

「やってみるか?」と言われ、日本刀をカンカンさせてもらったけど、、
ほんとカッコイイ方だったなぁ。。[黒ハート]

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■匠人 日本刀  松永源六郎 氏

 熊本市内から北へ車で約1時間。荒尾市にある鍛冶場を訪ねた。表には重厚な木に「念」の一文字が刻まれ、中にはモクモクと煙を上げ、鉄と真正面から向き合う刀匠、松永源六郎さん(69)がいた。

 砂鉄を集め、お小遣いにしていたという幼少期の松永さんは、黒い砂鉄が美しい日本刀に変わる姿に感動した。「黒い砂が宝に生まれ変わる!」。20歳になる頃には10本の日本刀を集め、鑑定の勉強もした。あちこちの鍛冶屋に出かけ習うことで、興味はさらに深まり、25歳で弟子入り。しかし、当初は門前払い。来る日も来る日も、炭で全身が汚れるので誰もが好まない仕事「炭切り」を率先して行った。3か月後、中に入ることが許され、5年の修業を経て独立。現在は国宝の復元にも携わる。さらに千年以上続く製法を今も続けていることを伝えたいと、国内外からの見学も受け入れ(要予約。一人1000円)、外国人だけで年間300人は訪れるという。

  しかし、独立前後の10年は奥様とスナックも経営した苦労時代があった。日本刀については当初、悪い印象を持っていた奥様だが、調べれば調べるほど武士道の精神に惹かれ、今では松永さんよりも歴史に詳しくなったという。愛する人が愛する日本刀について知りたいと懸命に学んだ奥様。二人三脚でやってきた。

 「折れず、曲がらず、よく切れる」が最高の日本刀。“たたら製鉄”という日本古来の製鉄法で作られた玉鋼(刃物に最適で、不純物が極めて低く、最高級素材)が使われ、ひとつひとつの行程がすべて匠の技。最後は試し切りまで行う。実は、松永さんは小学生の頃から居合(古武術で真剣を用いる)を習い、現在は古武道小岱流斬試宗家でもあり、弟子は海外にまでおよぶ。手首の深い刀傷が、真剣に真剣と向き合ってきた証だ。

 最後に聞いてみた。師匠の教えで最も大切なことは?「人を作れ。人を作れば物は作れる」。そして、松永さんの刀作りのモットーは、表に掲げられていた「念」。念の漢字は“今の心”と書き、人間性が出るというのだ。じゃぁ、奥様と喧嘩した後に作ったらどうなるのですか?「上手くできないねぇ~」と楽しそうに笑う松永さんは、その後、静かな声でこう言った。「花は1年もすれば咲くだろう。しかし、人は100年経っても精神ができることはなく、永遠に修行なんだよ」。

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松永源六郎 - コピー.JPG

  カッコよすぎです

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